なかなか人に相談しにくい「水虫」
しかし日本人の4〜5人に1人は足の水虫に悩まされています。
また免疫力が衰えると水虫になりやすくなるので高齢者や糖尿病患者などは特にフットケアが重要です。
じめじめするこれからの時期に、気になる水虫のアロマフットケア方法をご紹介します。
○水虫とは
水虫は正式には白癬(はくせん)と呼ばれる皮膚病です。
白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が皮膚の角質層に寄生することによって起こります。
白癬菌とは、ヒトの角質などに含まれる死んだ皮膚細胞であるケラチンを栄養源とする糸状のカビです。
この白癬菌が出す刺激性の物質によって、皮膚の痒みや水ぶくれなどの症状が発生します。
白癬菌は手やからだにも感染しますが、温かく湿った場所を好む傾向があるため、靴などで蒸れやすい足で特に繁殖しやすいのです。
水虫は、症状の違いで以下の3種類があげられます。
①趾間型:足と指の間がジュクジュクになって皮がむける
②小水疱型:小さな水疱が足の裏やふちに沢山できる
③角質増殖型:足の裏の角質が厚く、硬くなってひび割れる
水虫は、すでに水虫にかかっている人が素足で履いたスリッパや、素足で歩いた床や畳、そしてバスマットなどを同じく素足で踏むことで感染します。
しかし、白癬菌が付着しただけですぐに水虫になってしまうというわけではありません。
洗い流されずに残った白癬菌が傷ついた角質に入り込み、なおかつ菌が繁殖しやすい環境にあると、水虫の感染が成立してしまうのです。
○アロマでできること
水虫対策には、患部を清潔にし、乾かすことが有効だとされています。
アロマを利用したフットケアは水虫対策にもおすすめです。
☆沐浴法(足浴法)
洗面器などの清潔な容器にお湯を張って、ティートリーを3滴程度垂らして患部を5〜10分浸けます。
(バスソルトや少量の無水エタノールに精油をなじませてから入れるとお湯に混ざりやすくなります)
もしお湯が冷めるようでしたら、適宜さし湯をしましょう。
足浴後は、タオルでしっかり拭いて皮膚をよく乾燥させることが大切です。
☆トリートメント法
精油をキャリアオイルで希釈したトリートメントオイルを塗布する方法。
10mlのホホバオイルなどのキャリアオイルに、ティートリー精油を2〜4滴ほど垂らしてよく混ぜましょう。
トリートメントオイルで朝と夜(お風呂上がり)に優しく塗ってあげましょう。
※パッチテスト行ってから使用しましょう。
○おすすめの精油
水虫の原因菌「白癬菌」は真菌の一種。
そのため精油を役立てるなら、抗真菌作用のある精油がおすすめです。
水虫の原因となる白癬菌には特に、ティートリーやレモングラスなどの精油がおすすめです
またティートリーとレモングラスがブレンドされたブレンドアロマ『 潔~ISAGI~ 』もおすすめですよ♪
水虫はセルフケアも大事ですが、合っていないケアを続けたり、その他の疾患の影響などで重症化する場合もあります。
素人判断だけで治療しようとせず、良くならない場合は必ず医師などに相談するようにしましょう。
放置せず、自分の体をに目を向けてしっかりケアしてあげましょう♪