女性にとって、毎月おとずれる生理。
人によって生理痛の程度はまちまちですし、下腹部の痛みや頭痛、むくみ、腰痛、さらに理由もなくイライラしたり、気分が落ち込んだりしてしまうなど、様々な不快な症状に悩まされる方も多いのではないでしょうか?
今回は、生理痛や生理のときの不快な症状を和らげ、心身を落ち着けながら不調を乗り切るためにおすすめのアロマをご紹介します。
○生理痛はなぜおこる?
子宮の内側を覆っている子宮内膜は、排卵と共に受精卵の着床に備えて徐々に厚くなります。
しかし妊娠しなければ不要になりはがれ落ち、血液と共に体外に排出されます。
これが生理です。
生理痛は、経血を押し出すために子宮が収縮することで起こります。
子宮を収縮させるのは、子宮内膜が産生する「プロスタグランジン」という物質。
プロスタグランジンが必要以上に分泌されると、子宮が強く収縮し、痛みも強くなります。
痛み止めは、このプロスタグランジンがつくられるのを抑えることで痛みを抑えてくれているんです。
○アロマは生理痛に効くの?
アロマは医薬品のように「生理痛に効く」などといった効能を明示することはできませんし、直接痛み止めのような作用があるわけではありません。
しかし、生理痛は精神的な不安やストレスなどの影響で自律神経が乱れることでひどくなることもあるので、アロマの心地良い香りを嗅ぐことによって、心身がリラックスし、間接的に痛みが緩和されることが期待できます。
ラベンダー精油入りと精油なしでのアロマトリートメントを比較し、精油なしよりラベンダー精油入りのほうが、生理痛がより軽減したという研究もあるんですよ。
○生理痛におすすめの精油
・ラベンダーフランス 10mL(BASE~アロマのくるみ~ 税込1,540円)
心を落ち着けたり、痛みを和らげることで知られるラベンダー。
寝つきが悪いとき、眠りが浅いときなどにもおすすめ。
・ゼラニウム 10mL(BASE~アロマのくるみ~ 税込1,650円)
ローズに似た香りを持ち、ホルモンバランスを整えるのにも役立つといわれています。
・ジュニパーベリー 10ml(BASE~アロマのくるみ~ 税込2,640円)
生理の間は血流が滞りがちに。
身体の冷えやむくみを感じるときにはジュニパーベリーがおすすめ
・イランイラン 10mL(BASE~アロマのくるみ~ 税込1,980円)
イライラや不安を鎮めて気持ちを穏やかに。
・ベルガモットFCF 10mL(BASE~アロマのくるみ~ 税込1,870円)
気分のアップダウンがあるときにおすすめ。
○おすすめの使い方
・芳香浴
ディフューザーやルームスプレーにより香りを楽しむ方法です。
ハンカチやティッシュペーパーに精油を数滴垂らすだけでもOK。
生理のときは、気分のアップダウンがおこりがち。
ついイライラしてしまったり、気持ちのコントロールができない時にはラベンダーやベルガモット、イランイランなどのリラックス系がおすすめ。
ぼんやりしてしまい、集中力が続かず思い通りに作業が進まないというときには、ローズマリーやレモン、ペパーミントなどのスッキリ系精油がおすすめです。
体調に合わせて、心地よいと感じる香りを選びましょう。
・沐浴法
浴槽に適温の湯をはり、重曹やバスソルト等に精油を加えて馴染ませたものをお湯に加え、よく混ぜてからつかります。
体を温め、心身をリラックスさせる入浴は、生理痛の緩和にも効果的です。
精油の目安 全身浴 : 1~5滴 半身浴 :1~3滴
手や足だけつける手浴・足浴もおすすめです♪(精油の目安は半身浴と同じ1~3滴)
※肌に刺激を感じた場合は直ちに流してください。
・トリートメント法
ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルに精油を濃度1%以下となるよう混ぜてトリートメントオイルを作ります。
それを両手のひらで温めて、腕や足、肩、腹部などに、手のひら全体を使って優しく塗布します。
※パッチテストを行ってから使用することをおすすめします。
※体調に異変があればすぐに中止しましょう。
身体のこわばりがほぐれて、気持ちが安らぎ、心も身体もリラックスできますよ♪
生理中の悩みの種である疲労感や不安、イライラを解消できて、質の良い睡眠につなげられます。
もちろんアロマだけで症状が楽になれば一番よいですが、つらい時には無理をせず、お薬を利用することも一つの方法です。
また、毎回痛み激しかったり、期間が長引くなどの異常が見られる場合には、
子宮筋腫や子宮内膜症といった病気が隠れている可能性があるので、早めに婦人科を受診し、きちんと検査を受けましょう。
アロマの力を上手に取り入れて、ブルーになりがちな生理期間を穏やかに過ごしましょう♡