アロマスタッフの想い

アロマスタッフの想い。
薬局でアロマをおすすめする理由

薬局は病気になってからくる場所ですが、欧米諸国では薬として精油が使われており、日本よりも一般的です。薬が必要のない方でも健康な方でも取り入れられます。アロマの知識を持っている薬剤師も多く、普通の薬局でもアロマを民間薬としておいているところも多いようです。

また、精油は安全なイメージがあると思いますが、持病をお持ちの方や、体質的に使わない方がいい精油もあります。妊婦さんにもおすすめできないアロマもあります。使われる方の身体のことや背景をしっかりと考え、「使わない選択肢」というのもきちんとお伝えできることは薬剤師の強みです。
好きな香りで落ち着いていただくことが一番ですが、体の不調なども根本からお聞きして、いくつかの選択肢の中からアロマを選んでいただけるというのも薬剤師ならではのおすすめの仕方です。
自分が欲するものはいい香りに感じます。その時に「いい香り」を感じるにおいが、あなたの身体に足りないかもしれません。

体調に合わせてアロマをご紹介することはとても大切です。
わたしたちは、今、あなたに必要な香りをおすすめします。

お薬+アロマでもっと元気に!

「薬局でアロマを置いているなんて!」と、驚かれることもあります。
でも、欧米諸国では薬局にアロマを置いていることが一般的な国もあります。アロマをもっと普遍的に生活に取り入れていただき、お薬が必要でない方でも、アロマで健康になっていただきたい。
アロマは香りを楽しむだけじゃないということを知っていただきたい。
それが、私たちの願いです。

当薬局では、香りサンプルでにおいを確認しながらアロマについてお客様とお話ししながら、アロマについて知っていただける機会を作っています。
さまざまな身体の不調は、元をたどればストレスであることが多いのです。
そこに介入できるのが、アロマです。お薬は「飲まなきゃいけない」という義務感で飲まれると思いますが、アロマは義務ではありません。
使ってもいいし、使わなくてもいい。楽しみ方もさまざまな選択肢があります。そんな風に、自由なところもアロマの良いところ。そして、自分の好きな香りで続けられることが一番のメリットです。
薬ではないので、治療の助けや、心を動かすために使っていただき、前向きに治療に向き合えるきっかけになれば…という想いでおすすめしています。

実際にアロマをおすすめして一番よく聞かれるのは「寝やすくなった」「眠れるようになった」というお声。
毎日元気に過ごすために、質のよい睡眠はとても大切です。もっと元気になるためのパートナーとして、アロマを取り入れてみませんか。

香りで育む

「香り」は記憶とも密接な関係があり、認知症の療法にも取り入れられています。「懐かしい香り」という言葉を聞かれたことがあるのではないでしょうか。香りにより記憶を呼び覚まされた経験はありませんか?
記憶と嗅覚が密接に関係していることから、香りが認知機能に影響を与えるという研究データもあります。子どもが「お母さんのにおい」で落ち着くように、好きな香りをかぐとリラックスできるのは香りがダイレクトに脳に働きかけているからかもしれません。香りと心は密接に関係しているのです。

「香育(こういく)」という言葉も、最近注目されています。
香育とは、子どもたちに向けた「香りの体験教育」。五感の一つ「嗅覚」に意識を向けて、植物の香りを体験することを通して、豊かな感性や柔軟な発想力を育むとともに、人と植物との関わり、自然環境の大切さを伝えます。

こう聞くと、難しいことのように思われるかもしれませんが、香りは身の回りにたくさんあります。
香りに意識を向けるだけで、毎日の暮らしにも新しい発見があります。家の周りでどんなにおいを感じたか、どんな気持ちがしたかを話あうことで家族の会話もはずみます。

アロマ部からアロマの楽しみ方を発信

楽しみながら気軽に、日々の生活にアロマを取り入れて欲しい。
そんな思いから、隔週、スタッフが集まってアロマの楽しみ方を研究しています。
「アロマ部」では、アロマの研究、お客様の事例の共有、アロマグッズの作成、イベントの計画などを行い、楽しく簡単に、生活の中にアロマを取り入れられる方法を日々考案しています。

アロマ部の活動はインスタで発信。100均グッズを使って簡単に作れるバスボムやお家でつくれるハンドメイドアロマ雑貨など、日々の生活に取り入れやすいものをご紹介しています。
また、季節の変わり目には風邪予防に効果的なアロマ、夏は虫よけにおすすめのスプレーの作り方、ハロウィンには魔よけのアロマや精油の歴史など、季節に合った使い方や、みんながやっている楽しみ方も共有し、さまざまな視点からからアロマを楽しんでいただける企画を発信しています。

くるみ薬局は平成4年8月に創業。病院の門前や医療ビル・医療モールに併設し、地域密着の「かかりつけ薬局」として親しんでいただいております。アロマを取り入れたのは令和元年から。
私がたまたまアロマテラピートリートメントを受けた際、マッサージとともに、心地よい香りでリラックスできることに感銘を受けたことがきっかけです。
さらに美調香Aromaアーティストの池端美和さんの協力のもと、アロマ用品の取り扱いをスタート。
「香りで癒されてリラックスできる」ことを実感していただき、欧米諸国では医療で使われているアロマを、日本でも本物の精油を使うことで広めていきたいと考えています。
また、薬剤師が用法効能を知ったうえでアロマをおすすめすることで、未病・予防に役立てていただける「処方箋がなくても健康の相談をしやすい薬局づくり」を目指します。

ベガファーマ株式会社
代表取締役社長 久野 泰弘

お家で作れるアロマグッズ

オリジナルバスボム
バスソルト
サシェ
芳香ゲル
グリセリンソープ
虫よけスプレー