アロマで介護生活をより快適に。

  • アロマ生活


高齢化が進む現代、介護は私たちにとって避けては通れないものになっています。


介護はする側もされる側も心身ともに負担のかかるもの。


アロマの心地よい香りは、お互いを気持ちにさせて、円滑な介護生活を実現するきっかけとなる可能性を持っています。


今回は介護職の方だけでなく、家族の介護をする方にも役立つ、介護生活におけるアロマの活用方法をご紹介します。



○嗅覚を刺激する


香りの刺激は直接、脳へと伝えられます。


情動に関与する大脳辺縁系や、自律神経を調節する視床下部へ香りの刺激が伝えられることで、気持ちが落ち着いたり、自律神経が整えられると言われています。


高齢者の介護を難しくする要因の一つが認知症。


以前のブログでご紹介したように認知症の予防や早期発見に役立ちます。


時間の感覚がわからなくなってしまったり、

夜良く眠れず、昼夜逆転してしまうなど、認知症の方に多いお悩みには朝と夜で香りを変えて利用する方法がおすすめです。


朝用アロマ 10mL(BASE~アロマのくるみ~ 税込1,980円) 

夜用アロマ 10mL(BASE~アロマのくるみ~ 税込1,980円)


ブログ「認知症とアロマ」はこちら☆



○アロマハンドトリートメント


精油を使ったハンドトリートメントは、認知症の方の情緒を安定させてくれることが知られ始めています。


アロマハンドトリートメントは香りの刺激に加え、手の感覚を刺激することで脳を活性化します。


また優しく触れることにより幸せホルモンと言われている「オキシトシン」の分泌量が増加し、気持ちを落ち着けたり、お互いの絆を深めたりするので、認知症のご本人のみならず介護者のメンタルケアにもおすすめです。


介護施設でアロマトリートメントを導入したことで、入所者のQOL向上のみならず介護士の負担が軽減したという報告もあるようです。


ただし高齢者は肌や骨が弱っていたり、急な血圧の変化などの体調変化が起こる可能性もあるので、一般的なハンドトリートメントと違い慎重に行う必要があります。


精油は通常の濃度の半分以下から始め、力は入れず優しくなでるようにし、トリートメント中も顔色などをよく観察しながら行うようにしましょう。


良かれと思って行ったアロマトリートメントで、トラブルに発展することがないようにしたいですね。



○介護における臭い対策


介護現場での悩みの一つが「臭い」です。


おむつや排泄物による臭い、清潔を保つことが難しくなることによる体臭や寝具の臭いなど、介護をする側にもされる側にも大きなストレスとなります。


精油には臭いをマスキングする効果があるものが多く、これらの臭い対策にもおすすめです。


アロマスプレーにしたり、ディフューザーで香らせたりして利用します。


お部屋の香りが変われば、気持ちも明るくできるかもしれません。


☆アロマスプレーの作り方☆

無水エタノール10mlに精油を6~12滴加えて混ぜ、水20mlで希釈します


ディフューザーのアロマ雑貨などはこちらから♪



○介護施設でのアロマイベント


くるみ薬局では高齢者施設などでアロマの講習やアロマクラフト、トリートメントなどを行うイベントを時折開催しています。


イベントでは「入居者の方々が本当に生き生きとされていた」

「普段あまり笑顔の見られない入居者様が笑顔になられて驚いた」

「職員も楽しめた」


などなど、たくさんのお声をいただきました。




このようなアロマのイベントがあれば、参加してみるのはいかがでしょうか?


家族を介護をしている方も介護職の方も、

介護する側もされる側も、

少しでも快適に介護生活を過ごせるように、アロマを取り入れてみませんか?