今回はクリスマスと関わりの深い香りのお話。
クリスマスの語源はラテン語の「クリストゥス・ミサ」と言われ、キリスト誕生の祭礼を意味しています。
もともとは冬至に行われた、収穫を感謝し寒さに備える行事だったようですが、その後キリストの誕生を祝うという意味合いが加わって今の形になったようです。
キリストが誕生したとき、ベツレヘムにやってきた東方三賢人によって乳香・没薬・黄金が捧げられたという話は有名で、その乳香が精油でいうフランキンセンス、没薬がミルラのことを指します。
古代より香りは人々の健康や幸せに関わりがあると考えられており、当時の人々にとってこれら植物の香りは金と並ぶほど価値あるものだったことが分かります。
また、日本ではあまり馴染みがないですが、生のオレンジなどの果物にクローブをさしシナモンの粉をまぶしてつくる「オレンジポマンダー(フルーツポマンダー)」。
甘くスパイシーな香りで、ヨーロッパではよく見られるクリスマスシーズンの風物詩です。
「ポマンダー」とは、ムスクなどの香料を練り合わせ、金や象牙の容器にいれたもののこと。
ペストが大流行した16世紀ヨーロッパ、香を纏うことで病気や不幸を遠ざけると信じられていたことから魔除け・お守りとして使われるようになったと言われています。
このような歴史的背景もあり、現代でもクリスマスにオレンジポマンダーを飾る習慣が残ったようです。
フランキンセンスやスイートオレンジ…
そんなクリスマスに縁のある香りの精油をお部屋に香らせて、素敵ななクリスマスをすごしませんか?
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