花粉症の季節にも大活躍!のマスクの歴史

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新型コロナウイルスの流行で、今やマナーにまでなったマスク…


最近ではマスクを外すかどうかが議論され始めています。


人類がマスクをつけるようになったのはいつからなのでしょうか?


マスクの起源は紀元前1世紀、ローマの鉱山で働く労働者を粉塵から守るために、ヤギの膀胱を加工して作られたものが始まりという説があります。


『仮面』もマスクとよばれますが、ペストが猛威をふるった14〜17世紀ごろ、治療にあたった医師が身につけた鳥のくちばしのような仮面「ペストマスク」が有名です。


当時は「瘴気(しょうき)」が原因と考えられ、くちばし部分には瘴気よけとしてローズやミント、ユーカリ、ジュニパーベリー、クローブ、ミルラなど、ハーブや香辛料が詰められていたそうです。


日本ではどうでしょう?


日本では古来より、息は穢れているという考え方があり、その息が神聖なものにかかるのを防ぐため、神事の際に和紙で口を覆う「口覆い」があります。


また日本最古の布製マスクとして、江戸時代の医師が考案した「福面」といわれる粉塵よけのマスクがあります。


これは金属の骨組みに柿渋を塗った絹布を縫い付けて、両端にひもを付けて耳に掛ける、今のマスクと同じ形態で、使用時は梅肉を挟んでいたそうです。


明治初期には真鍮の金網を芯に布地をフィルターとして取り付けたマスクが商品化され、こちらも主に粉塵よけに利用されていました。


1918年にスペイン風邪が大流行した際、政府がマスクを感染予防策として推奨したため、このマスクの需要が増え、マスクの供給不足が生じたそうです。


マスクをめぐって、現代の新型コロナ感染拡大のときと同じことが、約100年前にも起こっていたんですね。


不織布製のプリーツ型マスクの原型が日本での生産・販売されるようになったのは1970年ごろです。


今回の新型コロナのパンデミックでも様々なマスクが発売され、機能性の進化だけでなく、オシャレな色や形のもの、またマスク用のアクセサリーやマスクシールなども流行りましたね。

★マスクシールの使い方はこちら★


くるみ薬局でもアロママスクスプレーの作り方など、マスクをしていても快適に過ごせる方法をご紹介してきました。


マスクスプレーの作り方はこちら


これからもパンデミックが起こるたびに、歴史を繰り返しながら、マスクは少しずつ進化していくのかもしれません。


いつの日かマスクをつけなくても安全に過ごせる日が来るとよいですね。